小田原城は、江戸時代の姿に再建された天守や門を実際に見学することが出来ます。
小田原駅から徒歩圏内と大変アクセスが良い場所にあるので、気軽に行けるのも魅力の一つ。
2023年8月、城好きの小学生を連れて小田原城を見学して来ました。恥ずかしながら、私自身は城には決して詳しくないのですが……。それでも楽しめる場所がたくさんありました。
城に詳しく無い人でも楽しめるレジャースポットとしての小田原城の見どころ4選をご紹介します。
小田原城の場所
小田原駅から10分ほど歩くと、小田原城馬出門があります。
せっかくなので、正規ルートの馬出門から城に入ってみることにしまいた。
正面入口の前は水堀になっており、外から見る石垣も風情がありました。城に向かって赤い橋を渡ると、何だかタイムスリップしたような気持ちに。
①銅門(あかがねもん)
最初の見どころスポットは銅門。実はこの門、中に入ることが出来ました。私たちが行ったときは、観覧料無料で特別公開の看板が出されていました。
階段を上って中に入ってみると、奥の方には話し合いをしている北条氏直達の姿が!
北条氏の両隣の席が空いており、絶好の写真撮影スポットになっていました。子どもたちは、ちゃっかり話し合いに参加して戦国気分を味わっていました。
②NINJA館
次のおすすめスポットは、銅門を過ぎて少し歩いた先にあるNINJA館です。
夏休みの土日祝に訪問したこともあり、30分ほどの入場待ちがありました。並んでいる間に、忍者に扮したスタッフさんが、忍者道具の説明や一緒に写真撮影をしてくれたので入場を楽しく待つことが出来ました。
入場料は大人310円・小中学生100円。こちらは事前にアソビューで購入出来なかったので、現地で支払い。
中に入ると、小田原城や小田原の忍者(風魔)についての説明書きが壁に貼ってありました。日本全土にかつて忍者がおり、各地でそれぞれの呼び名があったことに驚きました。
プロローグを抜けると、戦国シアターに入ります。短い5分ほどの映像を見て、風魔からの任務を言い渡され、いよいよ忍術体験ゾーンに突入です。
ボルダリングやロープ上りをしたり、壁を這って歩いたり、からくり屋敷で合言葉を探したりと体を使って遊ぶことができます。全てやっても20~30分程でしたが、小学生の子どもはとても楽しんでいました。
忍術ゾーンを抜けると、実践ゾーンに入ります。
順番を待っている間、壁に「九字護身法」なるものを発見。忍者の精神統一方法のひとつのようです。忍者と言えば「臨」のポーズしか思い浮かびませんでしたが、これだけの印があったとは驚き!
リラックス効果だけでなく、集中力も高まるらしいので、次の実践に備えて印を結んで待機です。
実践ゾーンでは、体感型シアターで敵の忍者と戦います。大型のパネルで、5人まで一緒に戦うことができました。
腕を振ると画面に手裏剣が投げられているように出てくるので、精一杯腕を振りました。
最後は自分たちの得点と、その日の順位が発表されます。実際の対戦時間は2~3分といったところだと思いますが、白熱した戦いでした。
退場口付近には忍者Tシャツ等のお土産コーナーや、忍者ガチャも設置されていました。入場する時に忍者と写真撮影できなかった人は、退場後にも写真を撮ることができます。サービス精神旺盛な優しい忍者さん達に元気をもらいました。
③常盤木門SAMURAI館
3つ目のおすすめスポットは、NINJA館よりさらに奥に進んだ先にある常盤木門SAMURAI館です。入り口を入って1Fはお土産屋さんになっており、2Fが有料の展示室になっていました。
SAMURAI館のチケット単体だと、個人で大人200円・小人60円。天守閣も一緒に見たかったので、事前にアソビューで小田原城2館共通券(天守閣・SAMURAI館)を購入しておきました。2館共通券だと、大人610円・小人220円(※天守閣のチケット単体だと大人510円・小人200円)とお得になります。入場もスムーズに、待たないで入れてお勧め。
天守閣・SAMURAI館の予約ならasoview!(アソビュー)2Fはショーケースに入った甲冑や刀剣などが展示されていました。実際に人を切った刀も展示されており、間近で見て震え上がりました。
ブラタモリでタモリさんが被った複製の兜も展示されていました。精巧すぎて複製かどうか、正直良く見ても判別付かず……。
定期的に甲冑の前でプロジェクションマッピングが開催されるらしいのですが、ちょうどタイミングが合わずに見ることが出来ませんでした。
展示数もそこまで多くないので、15分ほど鑑賞して1Fのお土産コーナーに。百城名の手ぬぐいや武将の関係図を表したファイル等のお土産が置いてありました。城好き・武将好きの人は、ゆっくり見る時間を作ることをお勧めします。
ちなみに、SAMURAI館では鎧兜や着物に着替えて、武士・お姫様姿で城を背景に写真を撮るサービスもありました。(大人500円・小学生以下300円)
SAMURAI館を出て直ぐ左手には手裏剣打ち道場。子どもは100円(大人は300円)で、3回手裏剣を的に投げるチャンスがありました。子どもは大人より近い距離から投げさせてもらえますが、それでも難しい様子。真ん中に刺さされば缶バッチがゲットできるので、滅多にできない手裏剣打ち体験で自分土産を獲得してみては。4時過ぎには片付けていたので、早めの体験をお勧めします。
④小田原城 天守閣
最後のおすすめスポットはもちろん小田原城天守閣。江戸時代の姿に再建されているので、当時の様子を想像することができます。
ちなみに小田原城天守閣は、階段のみ、エレベータ無しの5階建てです。身軽な装いで見学される方がゆっくり楽しめてお勧めです。
城の中は展示室やお土産ショップになっています。天守の高さ比べTOP10のイラスト、小田原城の模型、城にまつわるQ&A等、小学生にも分かりやすい展示もありました。
天守閣のポスターの前に、顔の部分だけが空いた甲冑が。本当に甲冑を着ている!?と見間違うような写真が取れました。
天守最上階の展望デッキからは相模湾を一望できました。
小田原城から西に位置する石垣城を子どもが望遠鏡で見ていましたが、残念ながら何も発見できなかった様子。
1Fに下り、お土産ショップ近くに設置してあるメダル販売機で小田原城の記念メダルを作成することができます。名前や日付を入れたい人は、メダルを500円で購入後、30円追加で印字することができます。オンリーワンのメダルが欲しい人は作ってみて下さい。
また、御城印は天守閣の入口直ぐ左手、1Fの受付する前のスペースに設置されています。御城印を集めている方はお忘れなく。
息子は御城印をこの本に押印していました。城好きになったきっかけの本でもあります。事前に本を読んでいくと、小田原城の見学がより深まりますよ。説明が分かりやすくてお勧めです。
おわりに
小学生と行く小田原城の見どころ4選をご紹介しました。例え城に詳しくなくても、楽しませてくれる場所や人にたくさん出会うことができました。タイムスリップした気分で散策してみてはいかがでしょうか。
小田原の和菓子土産についてもまとめました。ご興味ある方はのぞいてみて下さい。
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